三色


かつて手役の花形とされた三色は、
現代麻雀では脇役になってしまいました。

しかし、わりあい作りやすい2翻役ですから、実戦で狙うことも多いでしょう。
三色に関するマニアックな手筋は沢山ありますが、
実戦で使う機会の多いものは限られています。

むしろ三色同順で大切なのは三色をつくることではなく、三色を見落とさないことだと思います。基本的な手筋だけおさえておきましょう。

1.スライド

三色になるように、マンズ、ピンズ、ソーズのそれぞれの面子を
ずらしていくのが三色の基本です。

例1

シンプルな例でみてみましょう。例1はピンフのイーシャンテンですが、

ここで を引いた場合は と入れ替えることで456三色のイーシャンテンになります。

 

同様に、 を引いた場合も と入れ替え。

  

下にスライドさせることで、234の三色手になります。
簡単ですが、三色で最も大切な手筋です。

2.両天秤

三色狙いにおける有名な手筋です。

例2

この手で受け入れの広さを重視するのであればピンズ打ちですが、
切りが本手となります。

この形であれば678と789どちらの三色も狙えます。
このような打ち方を「三色を天秤(テンビン)にかける」「両天秤打法」などと言います。

ただし、実戦で使う機会はなかなかありません。

3.余剰牌の利用

例3  ツモ

どちらかのトイツを落とす選択です。

正解は 切り。

  

  ツモ

うまく を引いてきた場合、 残しが活きてきますね。

余剰牌(余り牌)をうまく利用すれば手役を狙えるパターンは非常に多いです。

例4  ツモ

一番不要に見える ですが、123のタネです。

ここは 切りがベストでしょう。


このページの先頭へ