リーチの待ちとり(1)


これから2回に分けて、リーチの待ち取りを考えてみましょう。        

<判断1>枚数

枚数に差がある場合はできるだけアガレる牌の数が多い方を選択します。

例1  ツモ

を切れば 待ちにできますが、

4枚待ちよりも7枚待ち、 を切ってリーチが正解です。 
ついでにソーズのこの形を覚えておいてください。知っておくとたまに役立ちます。


<判断2>点数

枚数に差がないときは点数が高い方が良いですね。

例2  ツモ

切り、 切り、 切り、どれも同じ4枚待ちです。

それならば、ツモり三暗刻を狙って 切りでリーチですね。

ピンズのこの形も、覚えておくと重宝します。


<判断3>待ちの出やすさ

例3  ツモ

を切れば 待ちの両面ですが、

もう一つ打牌候補があります。

を切ると、 待ちにできますね。

待ちの数はどちらも7枚、点数も変わりません。どちらの待ちでリーチをかけるべきなのでしょうか。

牌の出やすさ

Aランク
Bランク  > 

Cランク

Dランク
Eランク     
Fランク ドラ・ドラ表示牌

牌の出やすさ(=ロンあがりのしやすさ)には差があり、上の表のようになります。
厳密にいうと3~7の牌にも差はあるのですが、 微差なので気にしなくてもよいと思います。

牌理的に使いづらい牌が出やすい。つまり、ヤオチュー牌はロンあがりしやすいということです。

例3の手牌では、Eランクの出にくい よりも

出やすい で待った方がアガリやすい。つまり、 切りリーチとするべきです。


例4  ポン

牌の出やすさは非常に重要で、知っているといろんな局面で差がつきます。

例4の手は効率だけでいうと、ツモで両面にできる 打 が良いように見えますが、

単純に出やすさで のシャンポンに受けたほうが絶対にアガリやすい。
大切な知識なので実戦で使えるようにしましょう。


例5  ツモ  ドラ

カンチャン待ちとシャンポン待ちは基本的にシャンポン待ちが有利です。

例5ならば、特に場況指定がなければ 切りリーチの方がアガリやすいでしょう。

なぜかというと、少し麻雀を知っている人ならリーチに対して切る牌を選んできます。 両面以外の待ちでリーチをかけた場合その後に通った牌によってロン牌が場に出ることがよくあります。スジ・カベを頼って、振りこむケースです。(第7章参照)

この場合シャボ待ちなら

のスジ のカベ

この6通りが当てはまります。

カンチャンにしてしまうと、 しか「リーチ後の有効牌」がありません。

しかも、 切りリーチならどれが場に出ても は警戒されそうです。

そのような理由から、シャボとカンチャン(ペンチャン)の選択なら
シャボリーチがセオリーとなります。
ただし、カンチャンの方が有利な局面も多々あるのでその辺は柔軟に対応しましょう。


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