まわし打ち


危険牌を抑えながら、アガリ、もしくはテンパイを目指す打ち方です。
一般的に、相手からリーチをかけられて

  • テンパイはしていないけれどもアガリ・テンパイを目指したい
  • テンパイしているけれども、このまま勝負するのは不利なので一度テンパイを崩したい

このような場合は「まわす」という選択が出てきます。

具体的には、

トイツ落とし ・ ターツ落とし ・ 暗刻落とし ・ 七対子

の4つの方法があります。

トイツ落とし

まわし打ちでは常套手段となります。
1回通せばもう1度通せるし、かつ手牌を崩さないからです。

例1

この例など、まわし打ちが効果的な分かりやすい例ですね。

ベタオリで を抜くには惜しい手ですし、一発で打つにははやや厳しい。

ここは場に1枚切れの トイツ落としが好手でしょう。
メンタンピンドラ1で追いかけリーチを打つのが理想です。

ターツ落とし

これも具体例で見てみましょう。

例2

リーチがなければピンズのカンチャン落とし。(全ツッパでもそう打つ)

まわし打つのなら、ここは 切りです。ズバリ を引ければリーチ。

イーシャンテンでも、 など引いてくれば スジの くらいは切っても良さそうです。

同じまわし打ちでも 打ちは悪手です。

ドラが であるうえに、 勝負牌となる が危険牌だからです。
ターツ落としでまわす場合は、両方の牌が安全であることが望ましい。

言うまでもないことですが、 を切っても手が進まず危険牌を引いてくるようであれば速やかにベタオリに移行するべきです。

暗刻落とし

安全な牌を3枚アンコで落としているうちに、手が進むことがあります。
3巡の間に通せる牌が増えて、アガリに向えたりすることもたまにあります。

リーチ

手牌  ツモ ドラ

たとえばこの手牌から を暗刻で落として、
最終的にはクイタンでアガれたりすることもあります。

七対子

これも確実性に欠ける方法ですが、リーチにベタオリして現物を切っていくうちに、いつのまにか七対子をテンパイしていることがないでしょうか。

役牌のドラなど、使いづらい牌が切れないくて、かつどうしてもテンパイまでもっていきたいときは無理矢理単騎待ちに持って行くしかありません。

そのような時など七対子に賭けてみるのも1つの方法です。

まわし打ちの注意点

まわし打ちは、「まわし打ちできる状況」でなければ使うべきではありません。
点数状況によっては多少アガれそうな手でも完全にベタオリするべきだったり、逆に多少苦しくても勝負に出るべきこともあります。

まわし打てる状況は意外と限られています。

守備の基本は「ベタオリ」だということを忘れずに。


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