スジについて(1)
リーチがかかったとき、最も警戒するべきなのはリャンメン待ちです。
相手が麻雀を覚えたての初心者でない限り、
カンチャンやトイツが両面に変化するのであれば、変化を受け入れます。
カンチャンやペンチャン、シャボなどは、好形変化を待って
テンパイしてもリーチに来ないこともあります。
だからリーチの待ちはリャンメンが多い。
だいたいリーチの2/3がリャンメン待ちというデータがあります。
リャンメン待ちに振り込まないための理論が「スジ」です
6つのスジ
実際にそのリャンメン待ちを見てみましょう。
・・・・1-4待ち
・・・・2-5待ち
・・・・3-6待ち
・・・・4-7待ち
・・・・5-8待ち
・・・・6-9待ち
この6つの待ちが全てです。この6つは完全に覚えてしまいましょう。
それぞれの待ちは3つとびになっているからすぐ覚えられるはずです。
3つのグループ
上の6つの待ちを眺めると
1-4と4-7、2-5と5-8、3-6と6-9で待ちがかぶっていることに気付きます。
さらに三面待ちを思い起こすと、
・・・・1-4-7待ち
・・・・2-5-8待ち
・・・・3-6-9待ち
それぞれの待ちが合わさったものが三面待ちだと分かります。
というわけで、6つのスジは3つにグループ分けできます。
1-4-7(イースーチー)
2-5-8(リャンウーパー)
3-6-9(サブロッチュー)
6本のスジ、3つのグループ分けは大変重要です。
もう麻雀の常識として、知っておきましょう。
スジから分かること
(1)自分のあがり牌を捨てている場合(=フリテン)、ロンできない
(2)麻雀のリャンメン待ちは6つしかない(1-4、2-5、3-6、4-7、5-8、6-9)
この2つから、両面待ちでロンされることのない牌が分かります。
再びこの例で考えてみましょう。
トイメンは 、下家は
をリーチ後に通していますが
これは「スジ」だから切った牌なのです。
リーチをかけた東家は を切っているので
の両面はありません。
あったとしてもフリテンです。
を切った場合は少なくとも両面に振り込むことはありません
は、
2つの牌から導ける「スジ」です。
は
と
2種類の両面待ちのロン牌になりえますが、
東家は も
も切っているのでどちらの場合でもフリテンになります。
したがって はわりあい安全な牌と言えます。