4枚複合形


4枚複合形には様々な形がありますが、
ここでは面子+孤立牌の組み合わせの形を取り上げます。
この形は5種類の基本形があり、そのどれもが大変重要です。

四連形(ノベタン形)

(例)

数牌が4つ連なる形です。
1234 ~ 6789まで6パターンがあるので、
全てにおいて、その受け入れを記しておきます。

ペンチャン
カンチャン
リャンメン サンメンチャン トイツ 有効牌の枚数
  6種20枚
7種24枚
8種28枚
8種28枚
7種24枚
  6種20枚

四連形も、孤立牌と同じように内側によっているほど受け入れが良いことが分かります。

3456、4567の2種類は麻雀牌を4枚使う形のうち最も厚い形だと覚えておいてください。 手牌にあるときはここで二面子を計算して打ちます。

1234、6789はそれぞれ孤立牌の4、9とほぼ機能的に同じですが、 雀頭が作りやすいという長所を持っています。

基本的に四連形は好形なので、大切に扱うべきです。

例えばこの手で を切るように、四連形を軽率に一面子に固定するのは
非効率すぎる打ち方といっても過言ではないでしょう。

セオリー・まとめ

四連形は受け入れが広く
特に3456、4567は二面子を作る能力が最も高い四枚複合形である

中ぶくれ形

(例)

面子の中央の牌がもう1枚ある形です

ペンチャン
カンチャン
リャンメン トイツ 有効牌の枚数
4種12枚
  5種16枚

1223 と 7889 は受け入れが狭く、悪形ができやすいので
それほど使いやすい形ではありません。

孤立牌の2、8と比べた場合、イーペーコーができやすいくらいことと
ペンチャン+カンチャンの形になったとき雀頭がつくりやすいことがメリットでしょうか。
(67889なら5、6、8、9ツモで雀頭+一面子を作ることができる)

2334 ~ 6778 までの中ぶくれ形は非常に両面がつくりやすく、 とても重宝する形です。

セオリー・まとめ

2334、3445、4556、5667、6778 の中ぶくれ形は
四種類の牌で両面が作れるうえイーペーコーの可能性もある好形である。

亜両面形

(例)

「アリャンメン」が正式な名称かというわれると微妙なのですが、
この形もよく目にするでしょう。

1123 2234 3345 4456 2344 5567 
3455 6678  4566 5677 6788 7899

以上の12パターンが存在します。

これらの形は、二面子を作る能力では孤立牌と大差がありません。
(2234なら「2」、4566なら「6」とほぼ同じ)

しかし、次の3つのメリットがあります。

(1)待ちとして残ってもそのまま使える

ツモを切ってリーチ

複合形だからこそ、雀頭がなくなっても問題なく6枚待ちで、
リーチをかけることができます。

(2) イーペーコーの可能性がある

(3)変則三面形変化がある

  ツモ

2枚使いでちょっと薄いのですが、もう1枚引いてくると
雀頭も含めて三面受けになります。( この例では 、 

1枚トビの形

(例)

この形は意識して打ってみてください。

例の場合浮き牌は ですが、ツモで の両面形になります。カンチャンになった場合も 好形変化が多く、単独の よりもかなり使いやすくなっています。

ペンチャン
カンチャン
リャンメン サンメンチャン トイツ 有効牌の枚数
  4種14枚
  5種18枚
6種22枚
6種22枚
  5種18枚
  5種18枚
6種22枚
6種22枚
  5種18枚
  4種14枚

上が1枚トビ複合形の全パターンです。
意外なことに、5789、1235は面子が端にかかっているために
連続形としての機能が弱く単独5とほとんど差がありません。

(メリットはチーして2面子つくることができる点ですが、それも必ず愚形)

1、9は単独の時と比べると大差です。
1345の1、5679の9は単独2、8よりも強力です。

セオリー・まとめ

1枚トビ複合形は良形をつくりやすく、チーして2面子をつくることも可能。


このページの先頭へ