麻雀とは?


当サイトでは麻雀のセオリーを軸として、私なりの麻雀戦術を公開しています。 内容もできるだけ実戦的であることを重視し、牌画を豊富に使ってできるだけ分かりやすく解説できればと思います。 セオリー(麻雀理論)の体系化が目標です。

麻雀のルールと基本用語は知っているものとして進めていきますので、 知らない人は初心者のための麻雀講座で勉強してからの方が無難です。

麻雀講座をはじめる前に、このページで私の麻雀観を記しておこうと思います。

麻雀と運

「麻雀にツキや流れは存在するのか」

ここ数年、常に議論されてきたことです。
私の考え方を明らかにしておきましょう。

麻雀において運が大切であることは言うまでもありません。 長い目で見れば運が悪かったり良かったりで結局実力勝負になりますが 、 半荘を1000回も連続で打ち続けることは不可能です。

1回面子が集まったとして、長くても20回くらいでしょうか。 麻雀の勝ち負けなど、だいたいその日の運で決まってしまうものです。 もちろん麻雀は実力の要素もありますが、 何百何千試合も打ってようやく実力通りの結果に落ち着くものです。 現実的なスパンで見れば、やはり「運」と言わざるをえません。

それでは「ツキ」や「流れ」といったものは存在するのでしょうか。

存在は否定しません。 半荘2~3回程度であれば幸・不幸に偏りが出て当然のことです。 配牌や展開に恵まれることもあるでしょう。 手が悪く、何もできずにラスを食うこともあります。 良い状態や悪い状態が続くこともあれば、突如切り替わったりします。 しかしそこに法則があるようには思えません。 ツキや流れに関して戦術を立てることが本当に有効か、甚だ疑問です。

さて、ここで例題です。

2連勝で迎えた第3戦、この半荘も6000オールを引きあがり、ダントツ。 絶好調の状態で親からリーチが入りました。

勢いにのって を切るようでは、あなたはきっと負け組です。

「ツイてるから当たり牌をつかまない」
「ここでオリたら勢いを失う」

これらはオカルトというより、単に突っ張る理由を勝手に作っているだけです。 常識的に考えて、この点棒状況で勝負する理由はありません。

の暗刻落としが正解です。

オカルト派の人でも 「ここで振り込んだらせっかくの流れを失う」とオリを選択する人もいますが、 どれほどの説得力があるのでしょう。

流れなどというものは、いつまで続くか分からないものです。 今までツイていたからといって、次も良い結果が出るとは限りません。 サイコロで三連続1の目が出ても、 次に1が出る確率は1/6でしかないのです。 ツキや流れを予測することは不可能だし、 ましてや人為的に運を呼び込むことなど夢物語です。 いくらファインプレーをしてみせたところで、 その次から幸福が舞い込むほど麻雀は甘くはないのです

麻雀は運(偶然)がほとんどを支配するギャンブルゲームであり、 実力がなかなか反映されないものです。 努力を重ねて腕を上げたところで、 運がなければ明らかに格下の相手にたやすく負けてしまうのが麻雀なのです。

運・ツキ・流れ ── 全て神様が決めるもの。 ツキがない、流れが悪い ・・・ どうしようもありません。諦めてください。

麻雀の目的

きっとこのHPを見てくださっている人は 「麻雀で強くなりたい」と考えている人がほとんどでしょう。 具体的には

  • 麻雀の収支を上げる
  • 麻雀ゲームのレーティングを上げる
  • 麻雀ゲームで称号を手にする

などの目標を持って麻雀を打っていると思います。

しかし、これだけが麻雀の目的ではないはずです。 「トップを取ることにこだわる」人もいるし、成績うんぬんよりも 「役満をはじめとする、高い手をあがる」ことを重視する人だっています。

例   ツモ  ポン

例えばこの手をあがらず、を切って大三元を狙うのもひとつの考え方です。 麻雀に損得で考える正解はあっても、どう打つかは打ち手の完全な自由です。 決まりはありません。

麻雀に対する考え方は人それぞれです。 よくラス確定(4位確定)のアガリなどを批判する人がいますが、 自分の価値観を押し付けるような傲慢な打ち手にはならないでください。

麻雀で非難されるべきなのは 円滑なゲーム進行を妨げる行為(不正・遅延行為)だけです。

このサイトでは「麻雀成績を向上させる」 ことを目的として書いていますが、 ここで紹介する打ち方が「唯一無二の正解である」と主張しているわけではありません。 勘違いをするといけないので釘を刺しておきました。

次のページからは麻雀講座となります。


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