状況と手作り(3)


点棒状況に合わせた手作りを考えてみます。
マイナスしているときは打点、
プラスのときはスピードを重視するのが基本的な考え方です。

打点を追う

打点を追うといっても、手役を無理に狙ってばかりでは
ますます上位との差は開いてしまいます。

  • メンゼンリーチ
  • ドラ使い
  • ホンイツ

この3つが、高打点へのポイントとなります。

例1

高打点はリーチが一番の近道です。
例1はある程度持ち点がありますが、現在下家とのトップ争いをしています。

上家の切った を鳴けばアガリは固いでしょうがトップ目との差が全く詰まりません。メンゼンリーチにこだわるべき手牌・状況です。

ライバルのトップ目が親番の時に、クイタンなどで軽く流してしまうのは「状況が理解できていない」といえるでしょう。

セオリー

親かぶりを狙って打点をつくりにいくのが基本。


例2

仕掛けて打点を作るのであれば、ドラを強引に使うのもひとつの手です。
例2のようにラス目で打点が欲しい状況なら

この を鳴いてチャンタで仕掛けるのが面白いと思います。
狙いは浮いているドラを使っての 「チャンタ三色北ドラ1」か「チャンタ北ドラ2」の満貫です。

遠い仕掛けではありますが、メンゼンでいくよりも
満貫をあがれる確率は高いのではないでしょうか。


例3 ツモドラ

ラス目でバランス感覚を失ってしまう人が多いように思います。

いくら打点が必要であっても、例3は 切りの一手でしょう。
安手であがりたくないのであれば、鳴かなければ良いのです。

メンゼンリーチならドラを切っても出て5200、ツモって満貫は保証されます。

切りのドラトイツ固定はお勧めできません。

スピードを追う

例4 ツモドラ

を切ってピンフイーシャンテンに取るのが通常の打ち方です。
しかし南3局のトップ目など、どうしても局を進めたい場面であれば
ドラトイツ落としが妙手となります。

もちろん、ドラを切る以上は のチーテンを取ります。


例5

トップ目で最大の山場となるのが2着目の親番です。
絶対に連荘させてはいけません。
普段はメンゼンでリーチ狙いの手も仕掛けて親番をつぶしにいくべきです。

したがってこの はポンしてテンパイに取る一手。

待ち選択は、出やすそうな 待ちの方が良いでしょうか。


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