続・某ネット麻雀選手権について

巷さんが天鳳のSNSに書いていたけど、私も別に某プロ団体がどれだけ自分に理由なルールでやろうと、まあそれは勝手だと思う(そのことに文句や変だとは言うけど)彼らに自分ところの商品があって価値を高めるように動くのも、金を儲けようとしても、それは自然な流れだ。あと別に邪魔したいわけでもないので、成功するといいですね。私も参加してみたいと思います!旅行券ほしいしね。

ルール見ていてすごい疑問だった部分。


・各参加サイト様に日本プロ麻雀連盟のプロが4名、参戦させていただきます。
・プロAvsプロBvs代表選手Avs代表選手Bが1対戦し、上位2名を勝ちあがりとします。
・同様に、プロCvsプロDvs代表選手Cvs代表選手Dが1対戦し、上位2名を勝ちあがりとします。
・勝ちあがり者4名で1対戦し、上位1(または2)名が本戦出場とします。

※各サイト様で特定の4名で対戦する、といったことが出来ない場合は、ご相談ください。


これって結果によっては、天鳳代表決定戦が「荒正義、森山茂和、二階堂亜樹、二階堂瑠美」みたいな卓になるってことなのかな。いや、このシステムでいけばなるんだろうしね。

もっといえば、桃色大戦ぱいろん代表は灘麻太郎、小島武夫の2名です!

みたいな感じになるのか。こっちはむしろ見てみたいけど。

いろいろと疑問に感じる部分はあるんだけど、プロレスのオールスター戦やコンペティター相手との団体対抗戦が行われなかった理由を思い出した。

ファンにとっては「アントニオ猪木とジャイアント馬場が戦ったら」みたいなドリームマッチの希望はあったんだけど、長らくそういうのは開催されなかった。人間関係のしがらみという部分はあるんだろうけど、どっちがいえばお金やリスクの話になるんだろうと思う。有名な団体戦では「新日本プロレス VS UWFインターナショナル」の 団体対抗戦。これはファンは大きく盛り上がり東京ドームの動員数の記録を塗り替えたほどだったけど、結果的にこれが遠因となって負けたUWFインターは潰れてしまった。

1つに団体対抗戦、オールスター戦など他の相手の力に頼って集客しないといけない状態は、自前でお客さんを集めることができない末期症状であるからだ。雀龍門もハンゲームも天鳳も、自分とこだけで儲かっているなら少なからずリスクがあるオールスター戦に参加する必要がないって判断もできる。

それから、絶対に勝敗がつくので負けた場合のリスクもある。新日本プロレスの選手がPRIDEなどの総合格闘技に出なかった理由としては、勝てば確かに話題になって自社のブランド価値があがる。それで成功したのは藤田和之、小川直也あたりかもしれない。ただし、負けた場合は自社の商品にものすごい傷がつくことになる。麻雀の場合はそこまで露骨ではないとは思うけど、最強の麻雀サイトは「桃色大戦ぱいろんです!」なんて宣伝を結果的にされた場合、どうなるのかはよくわからないリスクがある。もちろん普通に考えたら「いや、ちょっと待てよ」と麻雀のゲーム性を知る人間ならば考えるけど、一般層の動向は謎だ。こういう意味でもリスクは多少なりともある(メリットもあるけど、まさにギャンブルだよね) 自分達だけでうまくいってたら、そんなリスクとる必要はないわけだ。

もう1つは夢のカード、ドリームマッチは実現されないからこそドリームマッチみたいな部分がある。夢の対決を実現してしまったら、その後のカードが魅力に乏しいものになるし、もっと大きなドリームマッチを用意しないといけない。 ネット麻雀の場合、仮にこの大会が成功した場合、自分のところだけやる大会に魅力がなくなってしまう可能性もあるわけだ。これも、プロレスの対戦カードほど顕著はないにしてもリスクはあるかもしれないね。

それでもプロレスの場合はオールスターなどが行われた過去がある。理由は利益を越えた部分で、震災復興だったり、新聞社の何十周年記念など、お祭り的なニュアンスが強かったように思う。団体の枠や利益の枠を超越できるような旗があったからこそ実現したっぽい部分がある。

そうでない場合の対抗戦やオールスター戦は「主従」の関係が明確で、当たり前のように主が儲かるような仕組みだ。従の側の選択はリスクとメリットを天秤にかけて出るか、出ないかの二択じゃないかと思う。

そんなことを思った。

私の予想だけど天鳳もMaru-janもでないと思う。理由は私が代表者の方にお会いした時の印象だ。ここと前に書いたようなリスク はお二人とも理解してるだろう。出るってなったらビックリするし、裏でどんな合意があったのか興味があったりする。それから、この大会の主催者も天鳳が出ないってのは折り込み済だと思う。出てくれなくて当然、出てくれたらすげえラッキーぐらいのもんで進行してそうだけど。天鳳の代表もバカじゃない。当時に、主催者側も意識的無意識的にしろ自分にこれだけ有利なルールをしれっと作ったのはバカじゃないってことだと思う。

まさにガチンコ勝負だね。ネット麻雀の企業戦争って感じで、ここから楽しいものが見れそうと思うとわくわくしちゃう。大会そのものは成功したらいいとは思うんだけど。

ご意見など文句がある方はコマツのツイッター等にご返信ください。
ルールは以下のとおりです。

まずは、コマツ、比嘉秀仁(日本プロ麻雀協会)、そちら側のプロ代表2名で予選の麻雀を戦っていただきます。会場は天鳳でもロン2でもかまいません。

コマツA,比嘉秀仁X、プロC、プロD

ここから上位2名と、天鳳最強ペチョーリン軍団から選抜された2名が決勝戦を行います。

決勝進出者A,決勝進出者B、ペチョーリン軍団A、ペチョーリン軍団B

この勝者1名が私にメールでコンタクトをとることができます。

以上です。

けど、このルールだったらコマツからメール来る可能性あるのか…。

「ちんこちんこ。音無さん、こんばんわ。彼女の作り方教えてください。」とかね。

それだけは勘弁してほしい。

某ネット麻雀選手権の話

前々から気になっていたし、たらこちゃんさんが書いていたので私も書いてみたい。出たら損ではないかという点(天鳳の運営のような立場の場合)が気になったので、この意味ではたらこちゃんさんの意見に概ね同意できる。ただ、まったくメリットがないわけでもなさそうだ。しかし全体で見ると明らかにデメリット多いように見えてしまう。

ここではプレイヤーとして参加するかどうかではなく、仮に私が天鳳や雀龍門のようなサイトを運営していたらって話です。

・参加するメリット

某プロ団体のプロを派遣や、免状がもらえるなどの点については、天鳳カルチャーでは否定的かもしれないけど、やっぱりある程度の世間一般的な価値があると見積もるのが妥当ではないか。特に小島先生や二階堂姉妹とかの名前があれば、どの程度かは知らないけども、あるんだろう。こういう恩恵があるのは事実だ。

少しネガティブにいえば、プロの集客力に関してはネット上では、とても疑問だ。有名なプロを呼んでイベントを行ったとして、それが新規IDの獲得や課金、告知効果も含めてどの程度の効果があるのかは測定しにくい。イベントに華を添える、大規模なイベントに見せかけるという意味では確かにあるんだろうけども。これはちょっと疑問だよね。しかも、プロの実力を疑問視する天鳳カルチャーとは別に、ネット対戦型のわりとお友達とのソーシャルな世界で、プロとどれほど関わり合いを持ちたがっているのか? といえばこれも疑問だ。もしプロにすさまじい集客力があるならば、現時点でロン2が巨大な会員数のサイトになっていてもおかしくない。そうではないのは、ネット麻雀の集客を決定づけるのは、別の要因(グラフィックや宣伝力など)にあるのではないだろうかと予想する。この意味で、メリットについても懐疑的だ。

要するにはプロイベントは単発では確かに打ち上げ花火的な派手さはある。だけども、そこに人が集まるのは花火が上がっている間だけだ。それだったら、遊園地作るとか映画館作るとか恒久的に人が集まる施設を作ったほうがいいんでないの、みたいな。
カンフル材を打ち続けないといけないようなサイト運営だったら、最初からダメでしょって話だ。

・参加するデメリット

やっぱり、一番気になるのは、コンペティターのサイトに自分のサイトから、ユーザーが直接流出しかねないルートを作ってしまうという点だろう。

仮に天鳳がこの大会に参加する。すると天鳳のトップページで「(ロン2で行われている)ネット麻雀選手権」の告知をしないといけない。他の同業サイトにルートを作るって本当に慎重にやるべきことなんだろうとは思う。それに、最終戦の会場はロン2だ。仮にペチョーリンが代表で出た場合に、私がペチョーリンを応援しようと思えばロン2のIDを取得しないと観戦できないだろう(たぶん) これって天鳳ユーザーがごっそりロン2のID取得することになると思うし、ペチョーリンのような大物ならばなおさらみんな応援するだろう。コマツだった場合は影響はさほどない。

仮に相互紹介で大会の告知をしたとしても、ハンゲ、雀龍門、天鳳なんかはアクセス巨大だし、それと釣り合うのかって話だ。本戦の観戦については、ID取得しないと観戦できないから明らかにロン2にメリットあるよね。このあたりは、決勝戦をせめてホーム&アウェイ方式にすることや、各サイトで決勝戦をやるとかの方式じゃないと、釣り合いがとれないと思う。

もちろん、もろもろのお付き合いや、このバランスを金銭で調整するって方法はあると思う。実際、告知を見るとハンゲーム、ぱいろん、雀龍門が参加してる。この交渉をまとめて参加を取り付けた裏方さんの政治力的な部分はすばらしい。参加する側もデメリットにも気がついているはずだとは思うけど、そのへんはどう折り合いつけたのだろうか。謎だ。

とりあえず、私が見ただけでも、このデメリットがあって、そこで踏みとどまる。もちろん一億円出すからといわれたら参加するんだけど、そういうリターンを提示されたってことだろうか。そのリターンなくしては、デメリットが明らかに多すぎるように見える。大会期間中、天鳳のトップページで告知し続けた場合には、PVから換算した広告費用って二階堂姉妹100人ぐらい必要なんじゃないかと思うぐらいバランスもとれなさそうだしね。

まあ、外側から見た情報だけって話なんだけど、どうなんだろうか。何かご意見がある場合は、コマツのツイッター等にご返信ください。

10年目の誓い-初心者のための麻雀講座10周年によせて-

初心者のための麻雀講座のトップページと下層ページの一部をリニューアルしました。

麻雀ルールと役の解説 初心者のための麻雀講座-黄金牌を巡る物語-

数年に一度中途半端なリニューアルをして完成が見えないけど、サグラダファミリアみたいな感じでやっていこうと思います。このページがいつオープンしたのかわからないけど、サーバーのデータを見たら2001年の8月のデータがあった。おそらくその前後で、今年は10周年記念だと気がついた(もう1、2年ぐらい長いかもしれない)。詳細不明なので多少なりとも根拠がある今年を10周年としてみることにした。誰に言うわけではないけど、サイトと共に10年を振り返ってみたい。

たまに「老練の麻雀サイト」と紹介される時にあらためて思うけど、確かに「老練」の部類だ。当時はブログがなかったので、タグを打ち込んだり、ホームページビルダーで作った手作りのサイトが多かった。sorry Japanese onlyとか書いているような。麻雀のサイトで10年ぐらい前からあって、いまでも現役で活動しているサイトといえば本当に数えるほどだ。

浅見了さんの「麻雀祭都」はまだまだ現役って感じですごい。しかもアナログなページ作りが変らない。『雀のお宿』はかろうじて更新している状況だろうか。凸さんは最近でも近代麻雀で連載をされているし、ネットでの活動は少し控えた印象も受けるけど健在だ。入門サイトでいえば「麻雀帝国」はレイアウトが崩れてしまっているけどまだあるみたい。「板橋浪人」は管理人さんが株のほうにいってしまったけど、ずっと私が意識してたサイトだった。それから「麻雀のま」も長らく追いかけていたけど、随分前に更新が止まっている。ビギナーズラックはリニューアルしたけど、ここも古いサイトだ。私が気がついてないだけで、他にもあるかもしれない。当時「ネット麻雀」といえばそれは東風荘だった。モバイルは活発みたいだけど、東風荘も多くの後発麻雀サイトに囲まれれ第一線をしりぞいた印象も受ける。

10年も経てば、やっぱり第一線で更新しているサイトって本当に少なくなる。そんな中でアクセス数が減ることもなく、多くの人に見られながら年に数回程度の更新だけどネット麻雀、麻雀サイト界隈の第一線に踏みとどまっていることには、少しだけ満足している。アクセスのベースが落ちないのは、ネット人口そのものが増えているのと、麻雀が普遍的な面白さ持ったゲームだからだろう。 ルール解説のサイトなのであまり話題にあがることはなけど、咲のコンテツやインタビュー企画など時事性や著名人とのコラボ企画など、いろんなアイデアでサイトの寿命を伸ばしてきた。それでも更新することがないわけではなく、まだまだ更新したいことは山のようにある。

・この10年で変わったこと

やっぱりネットを取り巻く環境が大きく変わっている。作り始めたころは、インターネットの常時接続がまだ一般には普及していなくて、みんなテレホーダイにアナログモデムを使ってピーヒャララとつないでいた。ICQの「カッコー」という音が心地よく、みんなREAD MEのランキングを競っていた時代の話だ。Google社が日本法人を設立したのが2001年、当時の検索エンジンは「yahoo」か「goo」、その周辺でエキサイトやライコスががんばっていた。ネット広告が普及していなくて、アフィリエイトなんて言葉はなかったし、ホームページを個人で作る人はほとんどが趣味だった。今回のリニューアルで、mixi、ツイッター、google+のパーツをつけたけど、そういうソーシャルメディアもなかった。アクセス解析をするのも一苦労で、自作のCGIも使えないサーバーが一般的だった。

麻雀に関しては今で言う「オカルト麻雀」の記事が多かったし、麻雀日記などがあってもだいたい「リアル麻雀」の記事で、東風荘などの戦績を書いていたサイトも少なかったように思う。いま、ネットでツキや流れを語ろうものならば、少なからず失笑される。当時はそういったサイトも多かったし、デジタルという考え方がまだ少なかったように思う(私の見たネットの記憶の範囲という注釈がつくけど)。デジタル麻雀を解説しているサイトが記憶にあって、そこでは「間4ケン」「裏筋」といったことが書いてあった。掲示板があれていて「そんなデジタルデジタルいうなら、雀鬼会の人と打ってみなよ? 麻雀はツキのコントロール」みたいな論争があった。すごいグダグダな論争になっていた。デジタル側もまだ未成熟でオカルトが混在していたんだろうし、まだまだ明確な論拠を持たないデジタルだった。

この意味でも「科学する麻雀」ととつげき東北の存在は大きかったのではないか。科学的な根拠をもった戦術と同時に、とつげき東北という論が立ちエンターテイメントの才能を持った人物がいたことは、ネット麻雀界にとっては幸運なことだったろうと思う。きっと統計的なアプローチをする人は遅かれ早かれ登場したかもしれないが、あの才能を持った人はなかなか現れそうにない。科学する麻雀に掲示板でのやり取りが抜粋してあったが、まさにあんな感じの雰囲気がいたるところであった。

前にも書いたけど、麻雀はリアルでやるのが主流で、ネットはバーチャルな疑似体験という考え方が、今後はもっと明確な形で変化していくのではないかと私は予測している。牌を触ったことのない人がネットで上位の成績を叩き出している。 この動きはどこにいくのだろうか。最近、馬場さんが有料メルマガをやるらしいニュースを聞いて、そこでこんなコメントを出していた。

「麻雀が多くの人に愛されるのはとても嬉しいことなんですが、僕は実際に麻雀牌を触ったり、ゲーム中緊張して手が震えたりってそういう感覚的な経験をして欲しいんですよね。相手の表情や目の動きから次の手を読んだり、実践じゃないと出来ない部分に心理戦ならではの面白さがたくさん詰まっているのに、ネットの世界にこもっているだけじゃもったいないぞっていうのが本音です。そういう人たちをリアルの世界に引きずり込みたいって思いが、今回メルマガを始めるにあたっての大きな理由でもありますね。」

いわんとしている意見はわからないでもないけども、正直な感想は凡庸だと思った。こんな理由でメルマガをやるのだろうか。新しい考えや世界はこんな凡庸な発想からは生まれない。もちろんリアル麻雀を否定するわけではない。時代は流れていくものだろうし時計の針を逆に戻す行為が無駄であることは歴史が証明している。もし本当にこれだけの理由ならば、残念なことに私のほうが100歩ぐらい先を進んでいる。福地さんが「ネトマ>プロ」って話を書いていたけど、何もそれはプレイヤーだけではないのだと思う。私が間違っていたら本当にすいませんでした。

さて、これから先はどうなるのだろうか。麻雀界にもマーク・ザッカーバーグやスティーブジョブスのような人が現れるのを楽しみにしたい。時代の変化は後から振り返ると劇的なターニングポイントが明確に見えるけども、同時代を生きているとなかなか感じにくいものだと思う。どうなるのかは私もわかんないけど。それから、ペチョーリン軍団の動きにも注目してみたい。ペチョーリン軍団にはまだまだ役割があるはずだ。

・この10年で変わらなかったこと

一番変わらなかったのは、おそらく私の麻雀の腕前だ。10年前からいっさいうまくなってない。もともと、上手くなりたいと思って必死に勉強したり取り組んだりしたこともなかった。麻雀が好きだったのは学生時代で、当時の麻雀仲間と麻雀が楽しめればそれで十分だった。もちろん勝ちたいとは思ったけど、それで何か行動したこともなかった。サンマしかやってなかったのでサンマの戦術本とかなかったという関西人の環境もあったのかもしれない。四麻はここ1,2年でスタートしたけど、天鳳で4段、5段をうろうろしている(最近調子がいいんです。年内には鳳凰卓にたどり着く予定です)。まー娘カップで優勝したぐらいの実績があったけど、自分が優勝した時に皮肉にも「あー、麻雀の大会とか本当に運だなぁ」と感じてしまった。サンマのフリーにはたまに行くようになった。メンチンで「お兄ちゃん、ちょっと待ってなー」と言いながら1分ぐらい長考する、ぬるいおばさんとテンゴでしのぎを削っている感じだ。

私がうまくならなかったことは、良い面もあるように思う。自分がさけるリソースを「麻雀上達」という部分に置かなかった。じゃあ、私のリソースはどこに向かったかといえば「広告」と「デザイン」「ホームページ作成と更新」の方面じゃないかと自己分析する。自分がうまくなることを目指していれば、初心者の麻雀講座でオリジナルの上級者向け戦術講座!とかやっていたかもしれないし麻雀プロの試験を受けていたかもしれない。そうはならずに、広告とデザイン、それから自分の持っているレベルの麻雀の知識を集めて「初心者を対象として麻雀入門」という方向にのみ向かった。初心者が楽しめる麻雀のコンテンツはどんなものがあるだろうか? と考えた結果として、ある意味でいびつな、初心者向けに特化した麻雀のサイトができあがった。自分自身がプレイヤーとしての強さを放棄したことで生まれた、1つの分野に特化した形なのだろうと分析したい。結果的にそれが10年続いて、未だに絶えることなく人が集まってくれている事実をもって、私の選択は決して大きくは間違ってなかったのだろうと思いたい。

・まとめ

自分で作ったサイトの中で一番の思い入れがあるサイトだ。

広告の話、お金の話、麻雀コンテンツのあり方や、そこにともなう数字の情報など、私しか知らない情報もけっこうあって、たまにブログで書こうと思ったりするけど、ここに書いてもあんまりメリットがないので書いていない。サイトのコンテンツ価値を認めてもらえるようなパートナーだったら喜んで情報を共有させてもらうので、お気軽にお声をおかけください。みんなそうだと思うけど、普通は肝心なところはしゃべらないし、もし私が核心に触れるような情報を書いた時には、すでにまったく同じことをされても大丈夫なぐらい万全の配備が終わった後の話だと思う。

サイトはこれからも、ちまちまと更新していこうと思います。長らくの課題だった「点数計算(符計算)」をどう打開するかで、ずっと資料を集めていて後は書くだけなんだけど、なかなか腰が重くてすいません。それから、近いうちにコンテンツを1つ公開しようと思います。これはお楽しみに。

そういう感じで「初心者のための麻雀講座」を今後とも、よろしくお願いします。麻雀ニュースのツイッターも始めたのでフォローしてみてください。こういうの絶対に続かない自信があったので、外部に委託しました。私がツイートしているわけではないけど、1日1回程度、麻雀界隈のニュースを発信していこうと思います。

そんな感じです。これからの10年はどうなってるんやろうか。

 

アカギ入門の闘牌

福地さんとか所詮、紙媒体までの人でしょwww ネット時代には通用しねえよwww 福地はオワコンwww

と、 ツイッターで誰かがつぶやいていたような気がするけど、私の錯覚だった。私の心の叫びだったのかもしれない。というのは嘘だけど、福地さんか携わったらしい「アカギ 入門の闘牌」を買って売上に協力したので感想などを書いてみたい。

アカギ 入門の闘牌 アカギ 入門の闘牌
福本 伸行 近代麻雀編集部
 

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たまに「コンペ」の形式に参加したり、同じテーマを扱った他人の作ったものを見ると、いろいろとおどろかされたり、新鮮味があって面白いね。福地さんが書いていた「アカギ 入門の闘牌」の編集の裏側の記事も興味深く読んだ。 麻雀の戦術に比べて個性が出にくいと思われがちな「麻雀のルール解説」だけども、私は作り手によってかなり構成や表現に差が出るのではないかと感じたりする。

感想ですが、アカギ・治・平山の3人が鷲巣様の「麻雀中学」に入学するという、パラレルワールド的な設定になっている。アカギっていう「ブランド」を使える反面、ルール解説本と同時にファンブックの色合いも濃くなっている。ファンブックとルール解説本の間をとったら、こういうパラレルワールド的に再構築された謎の世界観ができあがるんだろうと思った(大人の事情もあるかもしれないし)。それは「アカギの本」というブランド力を使えることのメリットでもあり、アカギのキャラを使わないといけないという制約であるのかなと思った。

自分で作った麻雀入門コンテンツは「初心者のための麻雀講座」と雀龍門の中にある「雀入門」の2つで、どっちもネット媒体だ。雀入門は福地さんにも手伝ってもらって、その時はいろいろと話ができたので随分と勉強になった。福地さんはちょっとした例え話や、言葉選びが面白くって光る場面がある。麻雀の1局、2局を野球の1回、2回(表裏)みたいな単位で例えていたのか、へえと思った。普通に「東場」「南場」「東1局」とかを何も知らない人に教えるとなると、それがどういったものであるか説明するのは思ったより難しい。 普通に麻雀やってれば当たり前に知ってることでも、いざ説明しろとなれば、けっこう難しい。

ネットと紙の差というのもあるだろうね。ネットはリンク構造があって、自在にページを行き来しやすい。導線をどう引くかという紙媒体にはない考えが必要だし、逆に紙はページを順番にめくるという制約があるだろう。それとビジネスとして「売上/利益をあげる」という面で見ても、本は書店で購入してもらい売上を立てるけど、無料で読めるネット媒体は広告収入によって成り立つ。ネット媒体の場合は広告と折り合いをつけないといけない。同時に読者にとっても、本を読んでいる時点で「お金を出して購入したものを自宅などで読む」という状況だ。反対にネット場合は「無料で訪れたページで他にもすぐに飛んでしまえるような環境」という差がある。読んでいる時点での読者のモチベーションや、外部をとりまいている環境ですら、大きく違うわけだ。

もちろん個々の説明の細部をとっても、本当にあーだこーだとやらないといけない。どういうのが正解なのかは私もわからない。アカギやキャラクターだ、なんだかんだというのは表面の話だ。根幹にあるのは作者の思想みたいな部分であって、それは特に「構成」の部分に大きく影響を与えるもんではないかと思う。何をどの順番で教えていくのかは、作り手によって大きくかわるだろう。

福地さんがこう書いていた。『麻雀のルールを本で理解して覚えようって人は少ないと思われる。一般的な使い方としては、暗記本だろう。『試験に出る英単語』と一緒。だから、暗記項目がわかりやすくなってることが大事。大きな方針として、説明本よりも暗記本に。』 この部分って、たぶん福地さんとは決定的に違う部分だと思う。私は暗記本より説明本だと思っているというか、説明本にしたかった。

初心者のための麻雀講座-黄金牌を巡る物語-はキャラクターの会話形式とバックグラウンドに全体を貫く物語をもった麻雀のルール解説ストーリーだ。これの元になったアイデアは世界的なベストセラーになったヨースタイン・ゴルデル「ソフィーの世界-哲学者からの不思議な手紙-」だ。 この本を読んだ時の衝撃はけっこうあった。ファンタジーの物語として成立していながらも、ストーリーがソクラテスやプラトンといったギリシャ哲学から、近代哲学までの解説になっている。物語としても読ませてくれる。もちろん、暗記の要素が必用ではあるけど、出発が「ソフィーの世界」にある以上は私は物語であり説明本になってしまう。どっちがいいってこともないんだろうけど。

ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙 ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙
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この本を読んでもネット麻雀の影響が見られる。例えば、うちのサイトの人気コンテンツに「麻雀の役 出現確率ランキング順」という超地味なコンテンツがあるんだけど、出現ランキング順に並べたのも、全あがりに占める割合を提示して、生のデータのままではなく、一般読者が閲覧可能な文章に落とし込んだものって、うちが初めてじゃないかと思っている。生データそのものは東風荘や天鳳に普通に公開されているけど、風牌と三元牌の役牌を統合して割合をエクセルで引き直したりした。最近、404 blog not foundの小飼弾さんからもリンクを貼ってもらった。

麻雀の魅力十三面待ち – 角刈りすずめの画評に代えて

今までは大三元 ★★★★☆ 緑一色 ★★★★★ とか、何を根拠にしたのかよくわからない難易度や出現率が星マークで表現されていたけど、今では明確にランキングをつけたり割合を数字で提示できたりもできる。この本でも平山が数字を語っている。こういった部分にも、ネット麻雀の力が見えるわけだ。もちろん、これがあればいいってわけではなく細部の積み重ねだろうと思う。

そういうわけで、いま、初心者のための麻雀講座をリライトしています。何回目のリニューアルだよという感じだけど、リニューアルを繰り返すたびに良くなっている気がする。いつも思うけど、サイトで麻雀入門本を紹介してAMAZONの広告は貼るけど、1冊たりとも売らせる気はない。なぜなら、私が作ったサイトを読めば、麻雀入門書は必要ないもんだと思うからだ。 売れたら負けかなと思う。福地さんには悪いけど「アカギ 入門の闘牌」は広告として宣伝はする。宣伝はするけども売らせない。クリックすらさせないぐらいの気合で望んでいます(なら、広告をはるなよって感じだけど)

そういう感じの本です。本として「アカギ 入門の闘牌」の購入をおすすめするかといえば、アカギファン以外にはおすすめしないよ。やっぱり、うちのサイトを見てもらえればいいと思うからです。
が、勉強になった。 これは部分的にパクらざるをえないです。

コピペ改変

前回「コマツ批判麻雀大会」を開催しようかな、と書いたのはいいけど、どうやら私の知らないところで前哨戦がはじまっていたようだな。なんで置いてけぼりにされるん…。

なんかコマツがツイッターで暴れていたようで大爆笑!やった! ことの経緯はわからないけど、コマツに謝罪をさせたところで、第2、第3のコマツが我々に襲いかかってくるだろう…。「理」は無意味だろうと思う。ガキに言葉は通じぬか!ならば、ブログで語るまでみたいな感じだね。神戸のパチンカーが言うように、もっと人格批判、罵詈雑言に移行したほうがいい。さらには、もっと精神的にダメージを与えるような攻撃が効果があるといえる。

面白い文章を見つけたので改変してコマツに捧げたい。

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天鳳研究書「ペチョーリンの天鳳日記」の序文はこのように語っている。

あなたが天鳳から得るものは殆ど何もない。数値に置き換えられたプライドだけだ。
失うものは実にいっぱいある。豚の貯金箱が満杯になるくらいの500円玉と、取り返すことのできぬ貴重な時間だ。
あなたが天鳳の前で孤独な消耗をつづけているあいだに、ある者は福地誠の教育格差絶望社会を読み続けているかもしれない。
またある者は梅田のハッピー工場でガール・フレンドと『ひじき』を食べながらヘビー・ペッティングに励んでいるかもしれない。
そして彼らは時代を洞察する作家となり、あるいは幸せな夫婦となるかもしれない。
しかし、天鳳はあなたを何処にも連れて行きはしない。「OK」のランプを灯すだけだ。カチッ、カチッ、カチッ……、
まるで天鳳そのものがある永劫性を目指しているようにさえ思えてくる。
永劫性については我々は多くを知らぬ。しかしその影を推し測ることはできる。
天鳳の目的は自己表現にあるのではなく、自己変革にある。エゴの拡大にではなく、縮小にある。分析にではなく、包括にある。
もしあなたが自己表現やエゴの拡大や分析を目指せば、あなたは牌操作によって容赦なき報復を受けるだろう。

HAVE A NICE GAME !

 

 

賭け麻雀のこと

ぺチョーリンをいま、死なすわけにはいかない…(前編)
ぺチョーリンをいま、死なすわけにはいかない…(中編)

この記事で「賭け麻雀」や「雀荘」のあり方について書こうと思っていたけど放置していたのでまとめます。

結論を先に書くと「私には、どうしていいのかわからない」という感じになってしまう。

それとは別に雀荘業界について感じたことがあった。春先に東京に行った時に、ネット麻雀界隈の人々と飲んだりして楽しかったんだけど、その前日にtarooさんにセッティングしていただき、某雀荘チェーンの幹部の方お二人と話をさせてもらう機会があった。

ご挨拶程度のつもりの話だったけど、なんだかんで盛り上がって2,3時間ぐらい話し込んでいたと思う。話を聞いていて思ったのは、すごい優秀だなって感じのことだった。話をしていて圧倒されるし見識の高さにずいぶんと驚かされた。店舗展開するチェーンだと従業員も多いだろうし、そこから選ばれた人々だってフィルターがかかった後のことだと思う。麻雀界には人材がいないのかと思っていたふしもあったけど、そうではなかったんだよね。

別の言葉でいえば、雀荘という業種の一流のビジネスマンって感じで、そこに存在するリスクや長期的な展望までおさえた、まさに「経営」と呼ばれる戦略を見たような気がする。福地さんが名古屋の麻雀業界の集まりに出た時に「交通費も出ねーのか、2万円自腹かよ!みたいな気持ちで名古屋まで行ったのだが、すいません、傲慢でしたわ。無償でむっちゃ頑張ってる人には、ほんま頭が下がるね。この道何十年やってきて…みたいな発言には、太刀打ちできない重みがある。 」って書いてたんだけど、それもなんとなくわかった気がした。この麻雀戦略会議にはなぜかペチョーリン軍団は誰一人呼ばれてなかったけども…。

私は雀荘の業界やネットマージャン業界については門外漢だけど、天鳳の角田さんやMaru-janの栢さん、雀龍門の担当者や今回の雀荘チェーンの方など、話をさせてもらった印象はみんな優秀だなぁって部分だ。みんな個性的だし。これからの麻雀界はどうなっていくのかってのは本当にわからない。私が「コマツ批判」とかばかなことやってる間に、時間がすさまじく過ぎていくという…。ペチョーリン軍団は肝心のペチョーリンが無様な状態だし。

お盆もあけたことだし、地下でぐだぐだやっていた感じもあるので、やりたいことをやってみようと決意をあらたにしました!

初心者のための麻雀講座~黄金牌を巡る物語~ をよろしくお願いします。

あと「コマツ批判麻雀大会」ってアイデアどうやろうか。コマツと打った牌譜を貼って、コマツの打牌批判および人格批判をみんなで一斉に行うという奇跡の大会。

月刊ネットマージャンのお知らせ

最近、月刊ネットマージャンの更新反映が遅いことが多いのでお知らせしておきます。

「コラム&エッセイ」のカテゴリー以外はAYAPON RSSのシステムをお借りしているので、そのシステムが不調な件に関しては私はどうにもできないのが正直なところです。最近、AYAPON RSSの管理者が変わったらしいので、その影響で少しドタバタしているのかなぁと思っています。AYAPON RSSは広告が出るものの、動作が安定していたので気にせずに使っていましたが、こういう事態も想定していなかったわけではないので、このまま不調が続くようでしたらすべて自前のシステムに移行しようとおもいます。しばらく静観してみますのでご了承ください。

・麻雀カテゴリーのみの記事反映

さくらこさんが少し前に書いていた件です。例えば1つのブログの中で、麻雀以外の記事を書いている人が麻雀の記事だけを月刊ネットマージャンに反映させたいといったことも技術的には可能です。ブログ記事の「カテゴリ」を設定できると思うので、特定のカテゴリの記事の更新情報を取得するという原理です。ブログ記事の更新情報はRSSというフォーマットの情報を取得していますが、これを「あるブログの麻雀カテゴリの記事の更新RSSだけを取得する」という具合に設定するといけるみたいです。いけるみたいというのは、私も詳しくわからないのです…。

登録申請をいただいたブログには、ほぼ必ずRSSの機能があるので、申請があった場合には私がブログのRSSを探して登録しています。

福地さんのブログのRSSならば

http://fukuchi.cocolog-nifty.com/blog/index.rdf

こういった感じで最後が.rdf や.atomで終わっているURLを登録しています。これはブログ全体のRSSですが、これを

http://fukuchi.cocolog-nifty.com/blog/index.rdf?あるカテゴリーのパラメーター

みたいな感じで指定していただくと、あるカテゴリーの情報だけに反応するという仕組みです。
もしご希望の方は、このRSSの探し出していただいて送ってください。

実際にはハムさんのブログではこの方式で登録しています。パワプロの記事などもあるのですが麻雀カテゴリー以外は反映されない設定になっています。

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それとは別に、麻雀の記事でなくっても別にいいのではないのかと、月刊ネットマージャンをはじめた時からずっと思っていました。もちろん一定のバランスはあるんだろうけども、麻雀ブログにラーメンの記事があっても、サッカーの記事があっても、FXに興味が移ってしまっても、それはそれでいいんじゃないかと思っています。いろんな意味で世界が広がる感じだし、記事の内容よりも誰が書いているのか?にも一定のウエイトがあるように思うので。麻雀がわかる人たちが書いているブログの更新情報一覧ぐらいの感じで考えています。

もちろん、気を使っていただけるのはありがたいし、麻雀の記事が1つもないような状態だと困ってしまうんだけど、書きたいことが月刊ネットマージャンのせいで書けないとか本末転倒な話になってしまう。ブログ訪問の窓口の1つなのでうまく使ってみてくださいといった感じです。

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それとは別に天鳳あたりで「麻雀ブロガー杯」みたいな公式大会をやってみたいと思っていました。この前、東京に行った時に麻雀ブロガー集団と飲み会をしたので、その時に話をしようと思っていましたが飲み会が楽しくて忘れてしまったのでした。

趣旨はペチョーリンを筆頭とする有名麻雀ブロガーをゲストにして、みんなで麻雀打ちましょうみたいな感じです。そこから月刊ネットマージャンとそれぞれのブログにリンクをしてもらって、認知度をあげようという企画です。天鳳のユーザーって多いと思うけど、天鳳ブログやコミュニティーがあるって認識している人はごく一部のような気がしてならないので、全体の底上げをしましょうという感じかな。ゲストブロガーは麻雀ブログ大賞の上位の人や個人的に声をかけやすい人にお願いしようと考えています。麻雀プロをゲストに呼んだ大会と、麻雀ブロガーをゲストに呼んだ大会ってどっちが集客力あるのかなって見てみたいのもあります。

問題は大会そのものは「連続○戦の~」といういつもの方式でしかなく、さほど有効な手段がないのが1つ。もう1つは天鳳公式大会は費用がかかるので、その費用をどこから捻出するのかなど。金額もよくわからない。ブログ大賞のような商品も出したいし、やるからには何か新しいチャレンジをして、ネット麻雀の歴史に爪痕を残したいですね。さて、どうしようかと考えています。

そこでペチョーリン財団が登場することになるのだが…。

続く

ポケベルが鳴りまくってる

ツイッターでポケベルの話題が出ていたので、思い出しながら当時のポケベル文化を書いてみようと思う。ポケベルが流行ったのは1996年までらしく、ポケベルの流行の2~3年後にはPHSと携帯が爆発的に普及して、付属メール機能のおかげで、ポケベルが急激に廃れていった。おそくらポケベルを体感したのは20代後半から30後半ぐらいの世代で、非常に局地的な世代のブームだったのかなと改めて思う。

私の場合でいえば、中学生の頃にポケベルを持っている友達はクラスにいるかいないかだったけど、高校時代に流行りだして、高校3年の時にはクラスのほとんどが持っていた。だけども、大学に入学するとみんなPHSなんかに切り替えていった。私にとっては高校時代の思い出の1つがポケベルなんだろう。ここでは、あらためて基本的な機能などをレクチャーしたい。

・ポケベルの基本的な機能

関西では「関西テレメッセージ」と「NTTドコモ」の2社が提供していて、送れる文字数は20文字以下とか15文字以下とかそういうレベルの非常に少ないもので、なによりもメールのように日本語を送ることができなかった。後期にはカタカナを送れる機種も登場したが、基本は「数字」を送る。着信音も後期のはメロディーがあったが、初期型は非常に味気ない感じの音だった。

誰かベルを持っている人に連絡をしたい場合、例えば私がペチョーリンに連絡をつけたい場合には、ペチョーリンのベル番を打って、私がいる場所の電話番号を打ち込む。私がヒゲロングさんの自宅にいた場合には、ペチョーリンのベルにヒゲさんの家の電話番号「0335003333」とか打つ。すると、それを見たペチョーリンが電話をかける。私は他人の家の電話の前で待ち構えたり、取り次いでもらったりして電話に出ることで、コミュニケーションがとれるという回りくどい仕組みだ。他人の家だとヒゲさんのお母さんに先に電話に出られてしまったりすることもあった。

ベルを受け取ったほうも見知らぬ電話番号で、見知らぬ人が出た場合には「あのー ベル鳴ったんですけども…」と伝えないといけない。ベルに気がつかず、数時間後に電話するとベルを打った本人がその場にいなくなってしまって、なんかよくわからない事態になったりもした。このおかげか家に電話する機会が多く、他人の電話番号をよく覚えていた。今でも何人かの自宅の電話番号を覚えている。

付属でアラーム機能もあったりしたので、めざましがわりにも使えたすぐれものだ。初期はバイブ機能すらなくってサイレントモードにしておくと、ランプが光った。

・メールと違って誰から送られてきたのかわからない

基本的にベルは誰から送られてきたのかわからない。公衆電話からも送れるし家庭用の電話からも送れるが、そのメッセージ事態に発信元の情報があるわけではない。普通はメッセージの最後に自分の名前を数字で入れたりする。

03-3333-2222 72

724なら「ナツ」とか、名前の語呂合わせを仲間内で共有していた。私の本名は語呂合わせしにくいので、誕生日の88で打っていた。メッセージの最後に「88」があれば、私からのメッセージだとわかる仕組みだ。

・語呂合わせ

ポケベルの文化として取り上げられるのが数字による語呂合わせメッセージだろう。数字をうまいこと組み合わせてメッセージを作るんだけど、打った本人しかわからないメッセージや、理不尽な語呂合わせなど解読を必要とするものが多々あった。724106でナニシテルや14106でアイシテルなどはシンプルでわかりやすいんだけど「11 2 708 51(スペースが入力可能だったはず)」は「11時に難波に来い」ってメッセージだけども、これでもまだ理解しやすいほうだとは思う。

今よりも行動が制限された時代なので、待ち合わせ場所や集合場所がけっこう重要な要素だったように思う。待ち合わせでうまく落ち合えないと、相手に探してもらうか、こちらが探すしかない。携帯で「いま、どこよ?」って簡単に聞く時代ではなかったから、会えないケースも少なからずあった気がする。ポケベルが初のリアルタイム機器だったので、ずいぶんと「会えない」というケースが減ったと思うけど、今よりもずっと待ち合わせやスケジュール管理、後から追いかけて合流するってケースに敏感だった気がする。「10516」ドコイル?ってメッセージは、関西では10506 ドコオル?で関西弁になってしまうけど、そんなメッセージを待ち合わせ場所近くの公衆電話から頻繁に送信していた。

【CM 1993】NTT DoCoMo ポケベル ♪DEEN 30秒×2

まさに、こんなCMの感じだった。

思い出としてよく語られるこの語呂合わせメッセージだけど、印象に残っているわりには、このメッセージがやりとりされたのは本当に2,3年もないような短い期間だったと思う。ポケベル自体が実稼働5年ぐらいで、そのうち数字しか送れないのは初期のタイプはさらに限定された期間だ。

・カタカナ送れる機種

後期にはカタカナや定型文を送れる機種が登場する。それでも合計14文字とかで今のメールから比べ物にならない短いものだ。 着信音やデザインも若者向けになって、ちょっとした流行のアイテムになった。今の携帯の機種選びぐらいの感覚で、デザインや内蔵の着信音などで機種を選ぶ。わりと「内蔵の着信メロディーにどんな曲があるのか?」ってのは、機種選びの重要な要素でもあったように記憶している。

カタカナを送る時は(会社によって違うけど)まず*2*2をプッシュ、そこから ア11 イ12 ウ13 カ21 キ22といった感じで、頭の中で考えたり紙を見ながら打ち込んでいく。ゲームセンターには、このポケベルの入力スピードを競うゲームもあった。いまでいう、iphoneのフリック入力みたいなポジションで、早い女の子とか凄まじいスピードでポケベルを入力していた。

定型文は機種によって決められていたりして*4*4か何かを入力した後に指定の番号10などを入力すると「オハヨー!!」とかが自動的に表示される。オリジナルの定型文を入力したりもできた。相手の機種の定型文が何かは基本的には知らないと打てない。そこでメッセージカードのようなものに、自分のベル番と定型文などを書いたものを、まめな女の子とかは配っていたし、私も何枚かもらった記憶がある。それを見ながら打ち込む。

・まとめ

youtubeで見つけた動画だけど、こんな感じのリアルなもんだ。
http://www.youtube.com/watch?v=BIWfOGF9YII&feature=related
たぶん中期ぐらいの型で、後期のやつはもっとデザインが洗練されていた。

月額は3000円しなかったと思うけど、はっきり覚えてない。2000円ぐらいだったかな。携帯やPHSに比べて電波が非常に強いのがポケベルの強みでもあった。

前時代的な器具で今のメールからすると不便だけど、打ち込んでいるのは人だし、コミュニケーションの本質はかわらない。ペチョーリンも書いていたけど、クソ暑い夏のサウナみたいな公衆電話の中で好きな女の子にベルを打ったり、その返事をまったりして、公衆電話を独占している風景はよくあった。今よりも公衆電話が活躍していた時代だったし、テレフォンカードも活発だった。このへんの話はみなさんエピソードあるかもしれないし、本質が変らないのは、平安時代の和歌を詠んでいた頃からずっと同じかもしれない。

写メや絵文字で彩られたメッセージでも、14106の味気ないメッセージも、表面の記号だとも思うし、受け取った側の喜びも受け取らなかった人のつらさも、何も変わっちゃいないんだろう。リアルタイム機器の登場という意味で、ポケベルが一番画期的だったように私は思う。

実家の近くにまだ電話ボックスがあるんだけど、今日ひさしぶりに入ってみた。車で拾ってもらう待ち合わせをしていた時間つぶしだったけど、カチャカチャとダイヤルを押してみた。一番よく電話をした人の自宅の電話番号は今でもよく憶えている。けど、本人はもうその家にはいないし、名前も変わってしまっている。変らないのは私と電話ボックスだけで、時間は過ぎていくもんだ。

0833

ぼくは麻雀ができない

はてなのエントリーで面白いのを見つけた。

俺が知ってるモテる人の共通の特徴

余裕がある。
人前でイライラしない。
メールの返事がはやい。さらっとメールを返してくる。
彼女がほしいとか彼氏がほしいとか言わない。
彼女や彼氏がいても、そのことをあまり言わない。
かといって彼女、彼氏の存在を隠すわけでもない。
ちょっと八方美人の傾向も有り。
滅多に怒らない。
滅多に愚痴らない。
滅多に人の悪口を言わない。

ああ、これを読んで「逆コマツやん」と思った。すべて裏返せば、すべてがコマツに当てはまるという奇跡のエントリーかもしれない。コマツという人は麻雀はそこそこ強いけど、人間性が腐った矮小な人物で、どんな手でも勝てば良いという卑劣な男。ツイッターで他人の文句を言い続け、リアルでも人の文句ばかり言っている。このエントリーを題材に1つ1つ検証してみようか。

・余裕がある → コマツは余裕がない
ツイッターでの発言は裏をかえせば余裕のなさが出ている。他人を否定し貶めることで相対的にしか自己を認識できないという脆弱な精神の現れといえよう。

・人前でイライラしない →コマツはイライラしている
常にツイッターで発言することで、イライラをごまかしている卑屈な人間だといえよう。

・メールの返事がはやい。さらっとメールを返してくる。→コマツは返事しない
返事をしないのもコマツの特徴といえる。わけのわからない尊大さが自意識を肥大化させているといえよう。

・彼女がほしいとか彼氏がほしいとか言わない。→コマツはいいまくっている

これは説明の不要がない。彼のツイッターを見ていれば明らか。

・ 彼女や彼氏がいても、そのことをあまり言わない。→コマツはこれみよがしに映画に行くことを自慢げにいう
妄想の産物といえよう。

・ かといって彼女、彼氏の存在を隠すわけでもない。→そもそもできない。
一生懸命がんばっている人とかに彼女できて幸せになってほしいと思います。そんな人たちを差し置いてコマツに彼女ができるとかありえないしあってはならない。正義は勝つ!

・ちょっと八方美人の傾向も有り。→コマツは人の好き嫌いが激しい
管理人音無から一生、逃げ続けろよ。嫌なことから逃げようとするほど、追いかけてくる法則が世の中にはある。

・滅多に怒らない。→天鳳プレイヤーに怒りまくっている
人のプレーや考えはほっといてやれよ。人に文句言ってないだけ、たとえトンチンカンなことであっても天鳳に文句言う人のほうが無邪気だ。

・滅多に愚痴らない。→コマツは愚痴りまくっている。
これも説明は不要だろう。

・滅多に人の悪口を言わない。 → ネットでもリアルでも文句言いまくってる。
そうやって人の文句ばかり言って楽しいのかな?

こういう感じで、まさに「モテない男」というか「モテる男の逆方向」に突き進んでいるのがコマツだといえよう。 そりゃ、もてないわ。これでもてたら不思議だし、正義はそれを許さないだろう。コマツに彼女ができるようになったら、「ああ、世の中には神様などいなかったんだな」と思う。

まあ、こうやってコマツの文句ばかりいってもしかたないのでフォローもしよう。人の文句を言うのをやめたら、もっと小遣いになるいい仕事を斡旋してやるんだぜ。在宅でできる簡単なお仕事です。そうすることで、輝かしい未来への道がひらけるかもしれないんだぜ。 まあ、そういうことだよ。へへへ。

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居酒屋ペチョーリン伝説-刻子市民外伝- 最終話

現代の英雄などと言われ天鳳界隈でチヤホヤされていたのも遠い昔。映画ブロガー、ライブハウスブロガーと延命を図るも軸がないので迷走しまくったあげくペチョーリンはひっそりと引退。潤沢な資金をバックに全国にチェーン居酒屋を展開するべく動いた。メニューブックの作成の途中で「コピーライティング」の技術者が必要不可欠だとしったペチョーリンは、かつての盟友・刻子市民に大役を依頼する。だが完成を目前にしてあまりのプレッシャーに刻子市民の精神は破壊されていくのであった。


ペチョーリン「あかん、もう市民さんは限界まできてる!これ以上やると精神が崩壊してしまう」

刻子市民「『海鮮は本物を見るべき…』海鮮物のページはこれでいきましょう。もう少しだ…」

ペチョーリン「正直、言葉を考えるだけって感じでコピーライターの仕事をなめてました。 商品を理解し、言葉を組み合わせる。それは自分の精神を蝕んでいく作業です」

刻子市民「えっ?」

ペチョーリン「えっ?」

刻子市民「くっ」

…………………

ペチョーリン「 すでに市民さんは日本語もわからんようになってしまったんや…。最大の不幸は有り余る才能を持ちながら、それに耐え切れる精神がなかったことや。才能が暴走して激しい自家中毒のような状態に悩まされてたんや」

刻子市民「うふふ。まだやれますよ」

ペチョーリン「まだ言葉は理解できるみたいですね。あまり根を詰めるのはよくありません。ここらで休憩しましょう。そうだ、市民さんの好きなマイラバを聞きましょう。」

刻子市民「マイラバいいっすね。Aliceとか好きですよ。マイラバばかにするやつは許さないよ」

ペチョーリン「じゃあ、Aliceをかけましょうか」

MY LITTLE LOVER – ALICE

刻子市民「くくく…」

ペチョーリン「ど、どうしたんですか?」

刻子市民「サビの部分、何を言ってるかわからへん。もう僕は日本語も聞き取れなくなってしまったんや…大好きなAliceのサビの部分が何言ってるかもわからなくなってしまった…」

ペチョーリン「えっ?」

刻子市民「ついでに冒頭も何いってるかわからへん…。サビの部分なんか本当にわかれへん。レゲレゲなんとかしか聞こえへん…」

ペチョーリン「し、市民さん。それは…」

刻子市民「☆▼□×+▲*△」

ペチョーリン「市民さんが…市民さんが….「白いカイト」ならこんなことにはならなかったのに…「Hello again」でもよかったのに…なんでよりによってAliceを選択してしまったんや…」

ペチョーリンはあまりの事実に戸惑い、Aliceを止めなかった自分を後悔するのであった。

ペチョーリン「 まるでアカギの最後のようや。「9」で勝負して7戦目で決着がついているのにも関わらず、8戦目の牌を出したアカギと一緒や。もう市民さんはあかん…」

刻子市民「うふふ。うふふふふふふ」

崩壊する刻子市民の前に置かれた紙を見てペチョーリンは驚愕するのであった。

ペチョーリン「 か、完成している。崩壊していく精神の中でも市民さんは戦っていた。ありがとうございます。これを音無さんに届けるので、あとはサナトリウムで療養してください」

居酒屋ペチョーリン伝説 刻子市民外伝 完

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