解説の話

天鳳名人戦の解説者が話題になっていたので書きたい。結論は「ペーチョーリンはない」と言いたいだけなので、それを知りたかった人はもう読む必要はない。

解説者にプロ雀士が並んでいるけど、彼らは打ち手としてはプロかもしれないけど、解説やトークに関しては別に訓練もしてないんだろうと思う。プロ野球の解説で「新庄+清原」ってあったけど、ある意味面白いし、選手としては一流だったかもしれないが、やっぱり解説としてはどうかなと思った。

プロ側から人を出すという点には異論はさほどないけど、2人呼ぶならば、やっぱりもう一人は別のイデオロギーやバックボーンを持った人が望ましい。相反する物を混ぜ合わせると、やっぱり面白いしね。

プロ雀士に対する別のものって何か? かつ解説者として適任なのは誰かってなると、条件は2つぐらい。

・天鳳を熟知している(天鳳の高段者) かつ
・普段から配信している人

この2点を満たす人だ。

プロ団体は確かにメディアに露出しているし、大きな組織に属しているかもしれないけど、日本人はなんか「組織幻想」みたいなものがあるんじゃないかと 思った。例えば、会社法人、株式会社とつくと、ものすごいシステマティックに動いて指揮系統がちゃんとしてて、所属する人には教育が行き届いて、いろんな意味で「ちゃんとしている/訓練されている」みたいな幻想だ。確かに事実としては、まったく根拠がないわけではないけど、だからといって「株式会社」や「〇〇協会」「〇〇連盟」に所属しただけで、魔法のようにいろんなことが急にちゃんとすることはない。今のご時世、10万ぐらいあれば簡単に会社や法人格なんてもてるし、すべての組織がご立派とかいえば、そんなことはねえよって話だ。

かつ「会社」を名乗ったら、無条件でちゃんとしなくてはいけないみたいな。ユーザーもそれを求める。某SNSのリニューアル時のユーザーの要望が本当に見苦しくて、なんか、飲食店でミスった店員に相手が反撃できないのをわかった上で、一方的に攻撃する街のチンピラと同レベルに見えた。 チンピラなのはその人の生まれ育ちなのでいいんだけど、その前にお前ら1円も金を払ってねえじゃねえか、なんでそんな偉そうなの?って思った。運営者は間違ってもこんなこといえなから、私が代わりに言ってあげるよ。

それはさておき、プロ団体に属している人は、いろんな水準でプロだってのは幻想だし、属していないブロガーや配信者は何をやらせても低水準だってのも幻想だ。少なくとも、私の中では有名なブロガーや配信者とプロ雀士は限りなく等価の存在だ。どっちが優れている劣ってるとかは、ジャンルの問題だ。麻雀本を斬る!の「今週の麻雀界」は参考にさせてもらっているけど、なんでまっさきにプロ団体の情報がきているのか、ずっと不思議だった。たぶん、価値観として麻雀プロが上位だから上にくるのかもしれないし、ニュースとしてそっちのほうが価値があるという判断かもしれない。そのスタンスは否定しないけど、少なくとも私はそう思ってないし、それは月刊ネットマージャンのレイアウトを見たらわかると思う。

そういったわけで、普段から配信している人でかつ天鳳の高段者と、プロ雀士では、解説においては、そもそも天鳳のシステムやトークスキルにおいては経験値が違う(今回は段位戦と違うってのはおいておくけど)。圧倒的に訓練されている。私とプロ雀士がリアル麻雀で勝負したら、それは圧倒的に経験値が違うのでお話にならない。だけど、麻雀のホームページ作らせたら、プロ雀士と私では次元が違う。そういった差だ。

ネットの時代になって、そういう「組織の権威」みたいなものが効果がなくなって、本当に純粋に面白いものがフィルタリングされて生き残っていくシステムができあがっているんだろうと思う。運営側が天鳳の高段者や配信者を解説に呼ばず、既存のプロ雀士的な価値観を並べることに対して、そこに私の知らない明確な意図があるのかもしれない。意図があるなら別にいいんだけど、特に意図がないならば「麻雀プロはなんでもプロ、高水準」=「配信者、ブロガーはしょせんは素人芸」って潜在的、無意識的に思っているのではないだろうか。わかんないけど、リスナーや場の空気を読む力は、間違いなく、配信者のほうが上だろうと私は勝手に思う。

そういったことを踏まえて、条件を満たす人を考えた場合には、ペチョーリンはない。条件の1つ「天鳳を熟知している」は満たすかもしれないけど、話がつまんないのはこの前の飲み会で証明された。ペチョーリンを呼んだ日には村上龍がホストをやっていた「Ryu’s Bar 気ままにいい夜」ぐらいの、すさまじい絵面しか想像できない。ペチョーリンではないが、去年の麻雀ブログ大賞の組み合わせ抽選の時にきてくれた、謎の麻雀ブログウォッチャーX氏との配信があるけど、この配信もたいがいだった。私も配信慣れてないのは反省するけど、途中何度か「俺の言ってること、オウム返しかよ!」とX氏突っ込みそうになった。

それで条件を満たす人って、私の中ではさくらこさんと、もう一人ぐらいしか思い浮かばない。そんなのはブログ見てたら普通にわかるっしょ? もし気がついてないってなら、アンテナの感度が相当悪い。ニコ生やライツベを熱心に追いかけている人ならば、他に的確な人材を推薦できるんじゃないだろうか。顔出しが嫌ならば、プロレスのマスクでもかぶれば、それで済むだろうしね。天鳳名人戦は意欲的なイベントだと思うけど、プロ雀士しか呼ばない点だけがすごく保守的に見えてしまう。ASAPINさんやマーク2さんのすごさを、肌で知って、そのすさまじさを尊敬を持って最も説得力ある言葉で語れるのは、普段からしのぎを削っている人々ではないだろうか?

爆牌ウシジマさんの配信とか面白いし、天鳳の高段者なので、わりといいかもしれない。「正直、なんでここに俺がおるんかわからないっす」と言いながら解説している絵面とか。これは個人的な趣味がだいぶん入るけど、そういう人材ってけっこういるんじゃないのかな。配信者やブロガーを呼んでもうまくいかない可能性は否定できないけど、それはそれでいいじゃない。

先に私の中でさくらこさん以外に適任者がいると書いたけど、私の中で自信をもって、この人を解説者に呼べば絶対に大丈夫だといえる人は一人しかいない。

本人に迷惑がかかるかもしれないけど、あえて声を大にして書きたい。

その男とは…

圧倒的な才能!

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